仕事に役立たないが好きな事は人生成功の邪魔なのか?

明けても暮れても考えている事柄、それがその人なのだ

エマーソン

 

今の生活に不満がある。

 

このまま生活していけば
欲しい未来が手に入らない。

 

だから趣味や遊びに注ぐ時間を削り、
仕事に充てる時間を増やすべきだ。

 

自分の趣味は仕事に役立たないものであり、
それに時間を注ぐ意味はないのだから。

 

もしかしたらあなたは
このように考えているのかもしれません。

 

あるいは既に上記行動を実施しているけれど、
趣味や遊びに充てる時間を少なくし過ぎて
少し疲れているのかもしれません。

 

この記事を読んでいただいているということは
あなたは自身の生活について、真剣に検討しているのでしょう。

 

「仕事に役立たないが、好きな事を続ける事に意味はあるのか?」

 

結論から言いますと、
好きな事を続けるべきです。

 

理由は2つあります。

  1. あなたの好きな事はあなたの可能性を広げるため
  2. あなたの好きな事はあなたの効率を高めてくれるため

 

それぞれ説明していきます。

あなたの好きな事はあなたの可能性を広げてくれる

 

ここで少し止まり、
あなたの好きな事を一つ思い浮かべてください。

 

準備はよろしいですか?

 

ではその事について
あなたは世間一般よりも詳しいでしょうか?

 

…おそらく、詳しいと思います。

 

あなたは誰かに指示された訳でもなく、
必要に迫られらた訳でもないのに
好きな事に考えを巡らせ、
調べたり、実行して
知識と経験を積んでいるでしょう。

 

つまり、あなたは好きな事の専門家と言えます。

 

「専門家なんて…そんな大層な者じゃないよ」と
思われたのかもしれませんが、
そんなことはありません。

 

なぜなら”専門家”の基準がないからです。

 

英検や漢検等の資格を取るには
明確に定義された試験を突破する必要がありますが、
”専門家”にはそれがないのです。

 

あなたの所属する団体(世界、国、会社、部、課、係、チーム)で
あなたが最も詳しい事、あなたしか知りえない事があれば
それだけであなたは立派な専門家であり、
他人にとって頼るべき存在なのです。

 

飲み歩きが好きならば
会社の飲み会の場を
決める際に頼られるでしょう。

 

観葉植物を育てたことがあれば
同じく観葉植物を育てようとする人から
アドバイスを求められるでしょう。

 

もちろん、あなたの専門分野(好きな事)が
あなたの今の仕事にどれほど役立つかは
時と場合によることは確かです。

 

あなたの好きな事は
今の仕事に全く役に立たないかもしれません。

 

しかし未来ではどうでしょうか?

 

今は役に立たない事が
未来でも役に立たないかは分かりません。

 

Appleの創業者であるスティーブ・ジョブズは
大学を中退後、空き缶回収などで生活費を稼ぎながら
もぐりで好きな授業を受けていました。

 

その中で彼を魅了したのがカリグラフィーの授業でした。

 

カリグラフィーとは文字を美しく書く手法です。

 

スティーブ・ジョブズは
カリグラフィーが生活の役に立たないことを知りながら
その授業を受け続けました。

 

その10年後、MACの初代となるパソコンの設計時、
彼はカリグラフィーの知識をパソコンに詰め込みました。

 

その結果、MACの初代パソコンは
美しいフォントを持つ世界初のPCとなり、
Windows搭載パソコンにない強みを得る事ができたのです。

 

今のパソコンに多彩なフォントがあるのは
スティーブ・ジョブズがカリグラフィーに夢中だったためなのです。

 

スティーブ・ジョブズがそうであったように
あなたの好きな事は今は役に立たなくても
あなたの人生を激変させるような成功を
起こすきっかけになるかもしれないのです。

 

また、あなたが好きな事は
あなたに独自性(あなたにしかできないこと)を
もたらしてくれます。

 

誰でもできる仕事がAIやロボットに取って代わられる時代において
あなたの独自性は強力な武器になります。

 

というより、”あなただけのもの”は
この先必須となるでしょう。

 

好きな事を続けることで
日ごろから種を蒔き、芽を出す日を楽しみにしましょう。

 

ただし、今の生活に不満を抱いているのなら
あなたの時間"全て"を今の仕事と好きな事に捧げるべきではありません。

 

未来を変えるために時間配分を変えて、
仕事と好きな事以外の分野にも投資しましょう。

 

ちなみに私は物語重視のゲームと小説が好きであり、
社会人1年目では9:1の割合で
プライベートを費やしていました。

 

その後、物語重視のゲーム時間を減らす代わり、
小説を読む時間を増やし、
併せてビジネス書籍を読むように変えました。

 

こうすることで
好きな事を続けつつ、
未来に向けて投資しています。

 

あなたの好きな事はあなたの効率を高めてくれる

 

あなたの所属する会社でも
イノベーションが叫ばれ、
革新的なアイデアが求められているかもしれませんが、
一日中デスクに座り込んで悩めば
解決するためのアイデアは浮かんでくるのでしょうか?

 

なかなか難しいと思います。

 

スコット・バリー・カウフマンの研究によると、
世界の72%の人にとって、
妙案が浮かぶタイミングはシャワーを浴びている際であり、
職場で仕事をしている際よりもはるかに頻度が高いそうです。

 

ようは人はリラックスしているとき、
アイデアを思いつきやすいということです。

 

また、適度な休憩も欠かせません。

 

デービッド・ディンジスの研究によると、
6時間睡眠が2週間続いた人の脳は
酔っ払いの脳と同じ状態になったそうです。

 

酔っぱらった状態で仕事をしても
効率が良くなるわけがありませんよね?

 

このように
人間は適度に気の紛れる事や休憩を挟むことで
効率よく作業できるのです。

 

仕事で煮詰まったら、
あなたの好きなことをやって、
リラックスしましょう。

 

これは決してサボりではありません。
むしろより効率を高めるための立派な作業なのです。

 

流石にオフィスで本を読んだり、
音楽を聴くことは難しいでしょうが、
外に出て空を眺めてみたり、
すぐに片付く仕事を挟んでみましょう。

 

世の中何が役立つか分からない

 

手前味噌ですが、
私の最初の仕事は金属を削る作業の効率化であり、
当時は切削加工の本を読んだり、
実際に金属を削って勉強していました。

 

しかし周囲の人達は機械加工のプロフェッショナル。
いくら頑張っても追いつける気がしませんでした。

 

更に悪いことに、
加工屋の方の見立てでは私には才能がなく、
また、私もこの仕事を好きになれませんでした。

 

「このままでは未来がない」と
危機感を募らせた私は
プログラミングの勉強を始めました。

 

プログラミングを選んだのは以下の理由からです。

  • 少しやってみて「好きになれそうだ」と感じたこと
  • 加工結果情報の転記や工程計画の計算といった定型業務を人間がやっており、

    効率化してほしい要望が出ていたこと

  • プログラミングができる人が周囲にいなかったこと

 

その結果、今は好きなプログラミングで仕事をできるようになり、
部内で頼られるようになりました。

 

”好きな事、興味のある事を伸ばし、
活躍できそうな場所で活かす。”

 

この行動の根幹にあったのは、
”ポケモン”でした。

 

ポケモンは以下の繰り返しで
進めるゲームです。

  1. 対戦ポケモンの弱点を知る
  2. 弱点を付けるポケモンを育てる
  3. 適切なタイミングで行動させる

 

私は20年ほどポケモンを楽しみ、
このサイクルを繰り返しました。

 

親に怒られながら
視力や多くの時間をつぎ込みました。

 

世間一般から見て役に立たない、けれど自分が好きな事。

 

その全てがこの先役に立つのか、それとも無駄になるのかは分かりません。

 

しかし、私の好きな事が
私の窮地を救ってくれたことは確かです。

 

今は建築の画像を検索し、その建築物を見に入ったり、
料理の本を買って自分で作ってみています。

 

その度に新しい発見があり、
自分の中身が豊かになっていきます。

 

あなたも是非好きな事を続けて、
あなたの中に成功の種を蒔いてください。

 

 

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